ツタンカーメン王の黄金のマスクの測定

ツタンカーメン王の黄金のマスクの測定風景
ツタンカーメン王の黄金のマスクの測定風景
(写真提供:早稲田大学宇田応之名誉教授)
1922年にイギリスのハワード・カーターによって成されたツタンカーメン王墓の発見は、考古学史上最大の発見とも言われています。数々の副葬品の中で最も有名なのが、言わずと知れたこの黄金のマスクです。
2006年6月および2007年2月、早稲田大学の宇田応之名誉教授によりツタンカーメンの黄金のマスクの分析が行われ、理研計器XRDFが用いられました。分析の結果、これまでの常識を覆す結果がいくつも得られました。例えば、白目部分は水晶あるいは石英であると考えられていましたが、測定の結果、マグネサイト(炭酸マグネシウム)であると同定されました。
ツタンカーメンの黄金のマスクの科学的な分析は世界初であり、装置を持ち運ぶことができるXRDFだからこそ可能となったものです。

ツタンカーメン王黄金のマスクの測定結果は、以下の文献に報告されています。
(執筆:早稲田大学宇田応之名誉教授)

  • M. Uda et al., International Journal of PIXE, Vol. 17, Nos. 1-2 (2007) 65-76
  • 金属 (2007)Vol.77 No.9
    「ツタンカーメン王黄金のマスク(1) 金細工の巧み」
  • 金属 (2007)Vol.77 No.10
    「ツタンカーメン王黄金のマスク(2) きれいな天然鉱物」
  • 金属 (2007)Vol.77 No.11
    「ツタンカーメン王黄金のマスク(3) 人工の色」
  • 金属 (2007)Vol.77 No.12
    「ツタンカーメン王黄金のマスク(4) この時代に使われていた顔料(その1)」
  • 金属 (2008)Vol.78 No.1
    「ツタンカーメン王黄金のマスク(5) この時代に使われていた顔料(その2)」

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装置の仕様

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