理研計器株式会社

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市場のニーズに応える終わりのない世界。

研究部 研究三課
K.O.

小型化が進むガス検知器市場で、期待以上に応えられるものを。

理研計器の主力製品であるガス検知器において、ガス濃度を電気出力に変換する心臓部分がセンサです。理研計器のセンサーは触媒や赤外線を利用した検知技術など、さまざまな検知原理のものがあります。私は研究部で、電気化学の原理を利用したセンサーを専門とする課に所属し、そこでいくつかのセンサを担当しています。

理研計器では多岐にわたる産業用ガスに対応したセンサーを多品種開発しています。これらセンサの検知精度向上や寿命の長期化は常に研究のテーマです。さらに近年ではサイズが小さく、同時にたくさんの種類のガスを検知できる検知器のニーズが高まっており、こうした市場の要求に研究部としても素早く対応していかなければなりません。しかし、こういった要求に応えることが容易ではないのも事実です。

例えば小型化を例にしても、ガス検知器は小さくなればその分検知面に接触するガスも少なくなり、性能が不安定になります。お客様が求める以上のものを実現するために、センサの性能を安定させたまま、いかにサイズダウンしていくか。そうした困難な命題に向き合っているのです。

トライ&エラーの繰り返しと論理的思考力で道を開く。

研究部では担当のセンサをそれぞれ与えられ、そのセンサについて一貫して改良に取り組んでいきます。私が担当するセンサのひとつに酸素濃度を測定するセンサがあります。このセンサは、小型化の中でどのように性能を改善させるかが課題となっています。これをクリアするためには、センサの検知原理を始めとして、材料、構造といった部分を総合的に理解する必要があります。その上で性能の安定に関連する項目を推察し、トライ&エラーの繰り返しにより課題を解決します。

この繰り返しの間は地道な作業が続き、結果が出ずに苦しい時期もあります。しかし、考えるなかでひらめいたことや先輩からのアドバイスを論理的に積み重ねていくと、最後には結果につながります。このように、ステップをいくつも越え、「きっとこうだろう」を試験し、結果を出していくことが大事なのです。こうした問題解決の瞬間は、そのつど達成感を覚える幸せな時間です。

長く付き合い、センサを育てていく。

私が今担当しているセンサでは、機能や仕様を考える、開発の最も上流の段階にあるものがあります。将来的にこのセンサが形となり生産される頃には、工場設備の立ち上げ等、生産現場に関わる事も予定しています。

このように理研計器では開発工程の最初から最後までを一人で担当する事が多くあります。さらにはそのセンサを組み込んだ製品が世に出たあとにも、製品を使うユーザーからさまざまなフィードバックがあり、必要な改善や改良を加えます。つまり、作ったら終わりというわけではなく、製品化されたあともずっと自分が担当しているセンサを見ていくことになるのです。もちろん一人ですべての仕事をするわけではなく、いくつもの他部署の協力があってひとつのセンサが形になるので、みんなで作っているという感覚もあります。それでも自分が担当するセンサは「自分で育てていく」という感覚があり、特別です。これこそが研究開発の醍醐味と言えますし、今後私も数多くのセンサをひとつひとつより良いものに育てていきたいと考えています。

私のピンチ!エピソード。

開発段階での改善が終わり、生産段階まで進んだセンサがありました。しかし、「センサがうまく作れない」と工場から連絡がありました。開発段階では大丈夫でも、いざ生産となったときにうまくいかないことも起こります。私は工場と随時データのやりとりを行いながら、何がダメかを推測しては改善案を試してもらうということを繰り返しました。聞き取りによる調査やデータから論理的に考えてそれを続けた結果、改善の方向性が見え、無事生産を開始することができました。生産現場に対する理解とコミュニケーションの密度もまた、成功に導くためのファクターである事を学びました。

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