INTERVIEW

社員紹介
T.T.
VOLUME 12:

製品だけでなく、
そのプロセスにも介入する
品質管理。

PROFILE

T.T.

品質管理センター 1998年新卒入社
理工学部工業化学科

CHAPTER 1

故障解析や
クレーム対応によって培った、
品質を管理するという
本当の意味。

CHAPTER 1

品質管理センターには、工程や設計の品質を管理する品質管理課と、検査業務が主体の検査課があります。私はそれらを統括する責任者として、すべての業務マネジメントシステムの構築と運用監視を行っています。

製品を作る上では、どうしても不良というのは一定数出てしまいます。そうなった時にどう対応するかが重要で、その対応にお客様が満足すればまた理研計器の製品を選んでくださいます。私はこれまでさまざまな製品の故障解析や顧客からのクレーム対応に携わる中で、お客様が何を期待しているのか、当社の製品がどのように開発・量産され、保守管理されていくのかを知ることができました。

また、社内のさまざまな業務プロセスを理解することで、メーカーの宿命である設計や工程の変更に対するリスク管理の重要性に着目し、従来の設計変更、工程変更の管理プロセスを全面的に見直し、新たに再構築しました。これらはその後何度も見直され、PDCAを回しています。

CHAPTER 2

すべての工程に関わる、
理研計器の要とも言える
品質管理。

CHAPTER 2

品質管理は、設計開発からメンテナンスにおけるまで、すべてのセクションに関わる重要な仕事です。品質管理において最も大切なのは、品質に対する自分なりのポリシーをきちんと持ち、お客様に安心して使っていただける品質は何かを伝えられること。

品質管理センターでは、お客様に少しでも良い製品やサービスをご提供するため、新製品の開発プロジェクトや量産プロジェクトをはじめ、社内のあらゆる工程に関わっています。

また、社内にはたくさんの専門知識やスキルを持ったエンジニアや営業がいます。彼らとうまく付き合いながら、お客様のために良い製品をタイムリーに生み出すという共通の目的を掲げて、さまざまな業務プロセスの構築や評価、改善に携われる点が面白いのではないでしょうか。

CHAPTER 3

ものづくりのプロセスの
構築・維持こそが、
良い製品を生み出していく。

CHAPTER 3

私が考える理研計器らしさとは、骨太に裏方で居続けられることだと思います。ガス検知器という当社の製品が産業の主役になることは決してありません。しかし産業用ガス検知警報器のトップメーカーとして、先人たちが築き上げてくれた確かな歴史があります。

常に安全サイドに検知するために、営業・開発・生産・メンテ部門が一体となって活動し、お客様に当社の製品を末永くご使用いただきたい。そのためのものづくりのプロセスの保証体制を構築・維持していくことが、品質管理センターの責務です。

品質保証の仕事において大切なことは、社内のあらゆる業務を担当者の力量だけに依存せず、プロセスによって評価されることだと思います。

キャリアパス

入社1年目〜16年目

品質管理センター・品質管理課で自社やサプライヤーの設計開発・生産工程の品質管理プロセスの評価および改善を行う。

17年目〜22年目

エンジニアリング本部・FE技術課にて、フィールドエンジニアに対するメンテナンス支援体制を構築。

23年目~現在

品質管理センターの責任者として、業務マネジメントシステムのプロセス構築と適用監視などを行う。

私のオフタイム

私のオフタイム

10年ほど前から趣味でネイチャーアクアリウムを楽しんでいます。水槽にただ魚を入れるのではなく、たくさんの水草や流木、原石などを配置し、水槽の中に自然の景観を再現するのが醍醐味です。水草も熱帯魚も長い時間かけて成長し、色鮮やかな景観を見せてくれるようになりました。それぞれの水草の個性に合わせて工夫を凝らすなど、メンテナンスと同じように自分の世界に没入できるので、とてもいい気分転換になります。