INTERVIEW

社員紹介
A.S.
VOLUME 13:

検査課の次の工程はお客様。
自分たちの検査1つが
会社の未来も左右する。

PROFILE

A.S.

品質管理センター検査課 2018年新卒入社
理工学部化学・生物化学科

CHAPTER 1

お客様の希望する
仕様通りの製品か、
これを徹底して検査する日々。

CHAPTER 1

所属する検査課は、部品の検査を行うグループと、完成した製品の出荷検査を担当するグループに分かれて業務を行っています。私は出荷検査のグループで、出荷前の製品に対して最終検査を行ったり、お客様立ち会いのもとで仕様を確認する立会検査を担当しています。

検査と言っても、ベルトコンベアに流れてくる大量の製品を目視でチェックして、不具合を見つけるような方法ではありません。出荷検査で求められるのは、お客様の希望する仕様通りになっているかということ。

当社の製品は一品一様で、検知するガスの種類や用途によって仕様がまったく異なります。そこで検査課では、お客様と取り交わした書類と製造担当者が出力したデータを見比べ、相違がないかを1つ1つ確認していきます。

CHAPTER 2

最後の砦は自分たち。
その意識を持ちながら、
今日も製品を送り出す。

CHAPTER 2

検査課に配属されてすぐ、「検査課の次の工程はお客様。最後の砦なので、検査員として十分な力量のある人が合格と判断しない限り製品を出荷するわけにはいかない」と言われました。その言葉を肝に銘じ、気を引き締めながら業務にあたっています。

検査課には1日に30〜50の検査依頼が来ますが、その内容は一品一様で、製品・ガス種ごとに求められる知識が変わってきます。それに対して大変だと感じる一方、自分の中ではやりがいの方が勝っています。

学生時代、授業で二酸化炭素による酸欠事故の怖さを知る機会がありました。その時のことが忘れられず、理研計器はその怖さを払拭する安心感を売っている仕事なのだと強く感じています。今はそうした責任感を感じながら、仕事を全うしています。

CHAPTER 3

細かくてもうるさくてもいい。
それが検査課では
一番の褒め言葉。

CHAPTER 3

もともと引っ込み思案な性格なので、入社当初は分からないことがあってもすぐに周りに質問することができませんでした。けれど検査における責任の重さを知るにつれ、ちょっとした疑問も製造担当者や先輩方に必ず確認するようになったのです。

ある時いつものように製造担当者に疑問点を聞くと、「Sさんなら聞いてくると思った」と言われ、自分自身の細かさを自覚しました(笑)。ですが、「細かい」や「うるさい」というのは検査においては褒め言葉になるのだと思います。

理研計器は80年という歴史を持つ会社ですが、検査の見逃し1つでこれまで積み重ねてきたその実績を崩しかねません。これからもグレーゾーンでも見逃さず、大丈夫だという確信を持って出荷検査を行っていきたいです。

キャリアパス

入社1年程度まで

先輩のもとで経験を積む。

2年目

立会検査の書類作成や準備など、検査に携わる一部の業務を任せてもらえるように。

3年目~現在

社内資格の取得に向けて学んでいる最中。合格すると検査者として独り立ちできる。

私のオフタイム

週に2回、会社の近くで中高生の学習支援のボランティアをやっています。入社2年目に新入社員研修を担当させてもらいましたが、そこで初めて教えるという行為が好きだということに気がつき、ボランティアを始めるきっかけになりました。ボランティアは平日の18時から20時まで。学校に行きづらい子どもたちの居場所にもなっているので、勉強を教えるだけでなく、話し相手になってあげたりもしています。