私の所属する研究一課では可燃性ガスを検出するセンサの研究開発を行っています。私は現在、主にセンサで使う触媒の改良のための分析を担当しています。ガス検知の精度に関してはすでに高いレベルにあるのですが、この環境では使えないといった制約がまだあるので、この制約を減らし、使える環境を広げていくのが目標です。
研究というと、ひたすらその材料と向き合って試験を繰り返すようなイメージだったのですが、当社では製品の形に落とし込むまでが研究の過程に含まれています。製品化にはいろいろな条件や制約があり、それだけ難しい面もありますが、どう検討したら自分が求める結果が出るだろうかと考えながら分析や研究を進められる点が、一番面白くやりがいのあるところです。