INTERVIEW

社員紹介
R.S.
VOLUME 06:

赤外線センサの
リーダーとして
次世代主力センサ
開発プロジェクトを牽引。

PROFILE

R.S.

研究部研究二課 2006年新卒入社
理学研究科化学専攻

CHAPTER 1

野心的なプロジェクトで
次の主力となる
センサを開発中。

CHAPTER 1

私たちの研究二課では主に赤外線を用いたガス検知センサの研究開発を行っています。二課では他にも、イオン化したガスの移動時間で物質を分析するIMSや、光の干渉縞でガス濃度を測る光波干渉計など、幅広い検知原理のセンサを研究しています。

私の担当は赤外線センサで、現在は次の主力となるセンサモジュールの開発プロジェクトに加わっています。これは当社のさまざまな検知原理のセンサの外形や構造を、定置型もポータブル型も含めて統一しようというものです。こうすることで本体設計もある程度共通化されるので、非常にメリットがあるのですが、赤外線による検出器は原理的に、大きいほうが感度を高くしやすいため、小型化しながら精度を維持、向上させるのは難しく、一から作り直すような苦労をしながら取り組んでいます。

CHAPTER 2

使い手のことを考えた
ものづくりで
お客様からも高い評価が。

CHAPTER 2

研究部はお客様と直接話す機会があまりないのですが、研究開発においては、ユーザーであるお客様がどのように製品を使い、現場では何が求められているのかということを、常に意識し想像しながら作るように心掛けてきました。

以前私の担当した製品が、大手のお客様の某プロジェクトへの貢献度表彰に、最終選考まで残ったことがあります。最終的な受賞は逃してしまいましたが、数百社ほどもある参加企業の製品から最後のノミネートまで残れたのは、自分達のものづくりが評価されたものだと思いますので、これはうれしかったですね。外部からのこうした評価は自身の成長を感じたといいますか、これまで自分がやってきたことは、そんなに間違ってなかったなと感じることができました。

CHAPTER 3

さらに小型で
電力消費の少ないセンサへ
挑戦は続いていく。

CHAPTER 3

次期主力センサ開発プロジェクトは大詰めの段階に入っていますが、派生製品も含めてまだまだ作業があるので、これを赤外線チームのリーダーとしてきっちり最後まで終わらせることが私の今の挑戦です。

当社は入社1~2年目の早い時期から、若手も戦力として活躍できる環境だと思いますが、さらにもっと若い人が自分の得意な分野や得意なことを前面に出して、ぐいぐい活躍できる場を提供できるようにしていきたいなと思います。

センサの検出原理は物理系なので、物理系の学生さんに来てもらえると大変うれしいのですが、物理の知識だけでなく、構造やアイディアでカバーすることも大いにあるので、発想の柔軟な方にも来てもらいたいですね。

キャリアパス

入社~3年目頃まで

自動車の排気ガス測定センサプロジェクトで試験や測定などの作業を担当。データ取りや解析など基本的な事柄を覚える。

4年目頃~

半導体製造工場でのフロンガス排出検知機のプロジェクトでセンサ開発を担当。一人立ちした最初の実績。

現在

以降、毒性ガスのガス検知器など複数のプロジェクトを担当し、現在は可燃性ガス向けの検知器次世代モデルの開発に参画。

私のオフタイム

週末などの休みには、ランニングやマラソンを趣味としてやっています。始めたのは入社してからで、ちょっと走ろうかなぐらいの軽い気持ちで始めたのですが、かれこれ12~3年ぐらい続いています。平日も時間があるときは会社が終わった後に走っていますね。最近は同じ部署の仲間と一緒にフルマラソンに参加しました。完走はしたものの、なかなかキツかったですね(笑)

長めに休めるときは、家族で出かけたり、のんびりと過ごしています。