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社長メッセージ

「人」と「技術」の力で持続的成長を実現するグローバルカンパニーへ

理研計器株式会社は、1939年の創業以来、産業・エネルギーの発展・変遷とともに成長を続けてまいりました。80年以上にわたる歴史の中で、石炭・石油・ガスなどエネルギー産業に加え、高度経済成長期の火力発電所、石油精製所、化学プラント、日本が世界をリードしていた半導体産業、そして液晶、太陽電池、リチウムイオン電池産業など、時代と共に産業構造は変化しています。これら産業で働く人々の安全安心を支えるべく、価値創造のための成長を日々続けております。

本年6月、理研計器グループは中期経営計画を公表いたしました。
近年、製造業を取り巻く環境は、以下の要因により急激に変化しています。

  1. ①持続可能な社会の実現に向けたカーボンニュートラル対応
  2. ②世界的な半導体需要の急激な変化・自国生産回帰
  3. ③米中対立による輸出・投資規制の強化による経済情勢の不安定化
  4. ④原材料価格の高騰
  5. ⑤技術革新に伴うビジネスモデル・働き方の変化

こうした環境変化による機会、リスクを踏まえ、2026年3月期には売上高500億円以上、営業利益120億円以上を目標とし、引き続き持続的な成長をしてまいりたいと考えております。

今年度よりスタートした同計画では中期経営ビジョンとして、「IoTや脱炭素化など持続的な社会とお客様のニーズに対応し、理研計器グループとして新たな技術開発と海外市場の拡大によって、「人」と「技術」の力で持続的成長を実現するグローバルカンパニーへと進歩する。」を掲げました。例えば、製造業のカーボンニュートラル、それに伴う次世代エネルギーへの転換などの変化に対応した新技術開発に取り組んでおります。理研計器グループの力を結集し持続可能な社会の実現に向け、産業社会のみならず、世界の様々なフィールドで起こりえる危険から人々の安全安心を守り続けてまいります。

株主をはじめとするさまざまなステークホルダーの皆さまとの対話を継続しながら、サスティナブル経営を実践し、より一層、企業価値の向上および社会・環境価値への貢献にまい進してまいります。

2023年9月
代表取締役社長
松本 哲哉