弊社の「光速と音速から探る燃料ガスの物性評価技術」が 市村産業賞「貢献賞」を受賞しました
このたび、弊社が開発した「光速と音速から探る燃料ガスの物性評価技術」が、公益財団法人 市村清新技術財団主催の第58回 市村産業賞「貢献賞」を受賞いたしました。
市村産業賞は、独創性・画期性(世界的高水準)、実用化による市場拡大、ならびに産業・社会への波及効果を基準に審査され、国産技術の開発を通じて産業の発展に顕著な貢献を果たした技術開発者を表彰する、権威ある賞です。
今回「貢献賞」を受賞した『光学音速センサ法(オプトソニック法)』は、2013年より販売している防爆型熱量計 OHC-800 にも搭載されている技術で、燃料ガス中を伝播する光と音の速さを測定することにより、熱量、比重、燃焼速度、圧縮係数などの物性を評価するものです。
従来、燃料ガスの物性評価は、ガスクロマトグラフ等による組成分析を行い、得られた成分濃度から物性を算出する方法が一般的でした。しかし、この方法では分析に一定の時間を要するため、連続測定や、組成変化に伴う物性の急激な変動への追従が困難という課題がありました。
光学音速センサ法は、燃料ガス中を伝わる光速と音速を直接測定することで、燃料ガスの物性を連続的かつ高速応答で評価することが可能です。本技術は、都市ガスの熱量調整、火力発電所におけるガスタービン制御、LNG燃料船のメタン価監視など、さまざまな用途でご利用いただいております。
さらに近年では、燃料ガスの物性測定にとどまらず、合成メタンの反応過程やアンモニアの合成・分解反応のモニタリング、ならびに非分散型赤外センサと組み合わせたコークス炉ガス、高炉ガス、転炉ガスなどの組成分析といった分野への応用も進んでいます。
弊社は、燃料ガスの高度な物性評価を通じて、新エネルギー運用を支える基盤技術を提供し、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、今後も積極的に技術開発と応用展開に取り組んでまいります。
- ■市村産業賞のリンク
- 市村産業賞 過去の受賞一覧 第58回 / 市村賞贈呈 | 公益財団法人 市村清新技術財団
- ■防爆型熱量計OHC-800のリンク

